2009年F1のシートは獲得できなかったジョルジョ・パンターノだが、来季エントリーを目指すいくつかの新チームからアプローチを受けていることを明かした。
パンターノは2004年にジョーダン・グランプリでF1に参戦したが、ポイントをあげられないまま15戦戦った後、シーズン途中にティモ・グロックにシートを明け渡した。その後、GP2シリーズにステップダウン、途中インディカーにも参戦するが、2008年までGP2で活動、昨年はブルーノ・セナとルーカス・ディ・グラッシをおさえてタイトルを獲得した。しかし現在30歳のパンターノは、GP2の短い歴史の中で、翌年F1に昇格できなかった唯一のGP2チャンピオンとなってしまった。
しかし来年パンターノはF1参戦のチャンスをつかむかもしれない。
「新規チームがエントリーすることで、僕がF1にいける可能性はとても高まるんじゃないかな」とパンターノはGPWeekにコメントしている。
「僕は参戦を考えている複数の新チームと連絡を取り合っている。今後2週間の間に何が起こるか見てみよう。交渉しているチームのひとつはカンポスだ」
パンターノは2007年GP2にカンポス・グランプリから参戦し、2勝を挙げ、その他に4回の表彰台を獲得、選手権3位となっている。チームの元オーナー、エイドリアン・カンポスは、先週2010年のF1エントリー申請を提出したことを明らかにしている。