2015年F1モナコGPの日曜決勝で、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは11位、セルジオ・ペレスは7位だった。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=11位
スタート直後から苦しいレース展開になった。1周目にフェルナンド(・アロンソ)から壁にほぼ押しやられたような形になり、その後のレースはひたすら後れを取り戻すために走らなければならなかった。僕は彼がそこにいたのを知っていたのでスペースを残してターンインした。なのに彼はロックアップしたようで、こっちに突っ込んできたんだ。それで僕はウォールに直進する羽目になった。
フロントウイングにしかダメージはなかったけれど、ピットに戻ってウイングを換えなければならず、大量に時間を失った。その時点で僕のレースはすでに台無しになっていた。後方に順位を落としたから楽なレースではなかった。リーダーたちを前に出さなければならず、常に不利な状態で走らなければならなかったんだ。
ペースの面ではとてもよかったと思う。前が詰まっていない時は特によかったが、ラップされることで大幅に時間を失った。
あの事故がなければ十分入賞圏内に入れたと感じているだけに残念だ。でもペースがよかったのは励みになるし、カナダでの次の週末には最大限のパフォーマンスを発揮して、ポイントを取りたいと思う。
セルジオ・ペレス 決勝=7位
今、すごくハッピーな気持ちだよ。僕らチームは週末を通して最高の仕事を成し遂げた。7位はそのハードワークの賜物だ。
僕にとっては普通のレースだった。特に何も起こらず、静かなレースで、モナコなのに変な感じだった。レースのほとんどを単独で走った。前のグループからは引き離され、後ろのグループとの間隔も開いていたからだ。
78周にわたって集中力を保つのは簡単なことではなかった。でもセーフティカーの後、ピットストップをして新品のスーパーソフトを履いて走った時はすごく楽しかった。キミ(・ライコネン)にアタックできたんだ。でもオーバーテイクするチャンスはなかった。
チーム全体にとって貴重なリザルトだ。選手権ポイント6点を獲得することができた。今シーズンここまでで半分のレースで入賞していることになる。チャンスを最大限に生かせているということだよね。