ニコ・ヒュルケンベルグは、今季前半戦のザウバーのパフォーマンスに失望しながらも、レースに勝てる力を持ったクルマにめぐり合えるまで忍耐強く努力していくしかないと語った。
ザウバーは昨年表彰台を4回獲得する活躍を見せたが、今年は不調で7戦終了時点で5ポイントしか獲得していない。
フォース・インディアから今年移籍してきたヒュルケンベルグは、今の状況は残念だが、忍耐強く、いいクルマに乗れる機会を待ち続けるしかないと語った。
「F1に参戦してすぐに勝てるマシンに乗れるドライバーはきわめて少ない」とヒュルケンベルグ。
「ジェンソン(・バトン)は長年ホンダに乗っていたが、クルマに十分な力がなかったため、彼は長い間、能力を発揮できなかった」
「時にそういうことは起こる。もちろんドライバーとしては常に、自分の能力を発揮し、高いパフォーマンスを示せるようなクルマに乗りたいと思うものだ。それでも辛抱強く待つ必要がある」
昨年まで所属したフォース・インディアは今季好調さを見せており、ヒュルケンベルグにとっては厳しい状況だが、ザウバーは後半戦で巻き返すことができると彼は確信している。
「厳しいね。思っていたとおりにいかない。でもそれが人生だ」
「懸命に仕事に取り組み、クルマを改善し、速さを向上させるために今の状況に集中していくしかない」
「まだシーズン前半だ。後半になればあちこちでもっとポイントを取れるようになるはずだ」
「僕らにはクルマを改良して一歩前進する力があるということを証明する必要がある」
「自信を持っている。ただ、どの程度前進できるか、今シーズンをどの程度上向かせることができるのかは、まだ分からない」