2015年F1イタリアGPの土曜予選で、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは9位、セルジオ・ペレスは7位だった。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=9位
トップ10に入れて嬉しいけれど、Q3で問題が起こらなければ、もっと上の位置を確保できた可能性がある。
Q3最初のランをユーズドタイヤで走った後、インラップでパワーがなくなった。燃料システムの問題(注:チームの説明によると実際には計算ミスによる燃料切れ)が原因だった。ピットに戻り、メカニックたちがマシンをガレージに押し戻し、そこでかなり時間を失った。マシンをリスタートさせようとした時、ギヤボックスがふたつのギヤの間でスタックし、なかなかニュートラルをセレクトできなかった。そのまま時間切れとなり、新品ソフトでコースに復帰することができなかった。
今日は6位か7位が可能だったと思うから悔しい。明日には問題が解決すると思うけど、ここではグリッドポジションが重要だから、9番手スタートでは難しいレースになる。中位グループは接戦で、今日になって序列が上がったチームもある。必要としているポイントを確保するために戦わなければならない。
大混乱だった。燃料切れの状態になっていたために、エンジンをなかなか再始動できなかった。フュエルポンプが熱くなってしまい、冷めるまで待って燃料を入れなければならなかったんだ。でも時間がなかった。Q3最後に新品タイヤでアタックするはずが、それができなかった。
セルジオ・ペレス 予選=7位
今日の予選での自分の仕事にはすごく満足している。セッションごとにタイムを向上させていけたし、常にいいラップを走れた。
Q3では少し楽観的すぎて、ストレートでキミ(・ライコネン)のトウを入ろうとしたけどうまくいかなかった。逆にコンマ2秒ほど失ってしまったよ。いずれにしても上位のウイリアムズ2台には届かなかったと思う。
厳しいレースになるだろうけど、前にいるウイリアムズに挑戦することが目標だ。この数戦、Bスペックカーはいいパフォーマンスを見せているから、明日それができないわけがない。戦略の選択肢はシンプルなので、いいスタートを決めることが重要だ。タイヤのデグラデーションもレースのカギになる。強さを発揮して大量にポイントを獲得できると自信を持っている。