IZODインディカー・シリーズの開幕戦で、インディカー初勝利を挙げたジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)。彼はこの勝利で、キャリア当初から彼の実力を疑っていた人たちを黙らせることを望んでいる。
開幕戦のセント・ピーターズバーグで、前を行くエリオ・カストロネベス(ペンスキー)の一瞬のミスを突いてトップに立ったヒンチクリフは、ベテランドライバーの攻めを30周抑え切り、インディカー初勝利を飾った。彼は、この勝利で、今まで彼を疑っていた人たちに、彼の実力を見直させるチャンスだと考えている。
「僕はいつもレーストラック上では自分自身であり続けようとしているよ。キャリアのいくつかのポイントであった人々は、もしかしたら僕がこの仕事を真面目に受け止めてないように感じた人もいると思う」
「開幕戦のラスト3周を見てくれよ。プレッシャーはあって小さなミスも犯したが、すべてを戻して、エリオのような男を抑えこむことができた。トラックでジョークを言うような奴でも、こんな仕事ができるんだよ」と語る。
昨年も開幕から数戦で好調をキープし、シーズン序盤はチャンピオン争いを繰り広げていたヒンチクリフ。今季も開幕戦の勝利で励まされるが、まだチャンピオンシップを考えるのは早すぎると判断しているようだ。
「ひとつ目のレースだよ。まだ18戦も残っている。誰が争い、誰が離脱したかを判断するのは早すぎるね。優勝はいいスタートだよ。でもこのシリーズでは、一貫性が大事なんだ。ミスはできないね。とってもコンペティティブで、誰もがミスを狙って飛びついてくる」
「最後には、もっともミスが少なかったチームのドライバーが、チャンピオントロフィーを掲げると思うよ」