ジュール・ビアンキは、2012年のフォース・インディアとフォーミュラ・ルノー3.5での活躍からすれば、自分はF1のレギュラードライバーに“値する”と確信していると語った。
ビアンキは今季、金曜フリー走行でフォース・インディアVJM05のステアリングを9回握っており、マニ・クールで行われた若手ドライバーテストでもフェラーリをドライブしている。
フォーミュラ・ルノー3.5の今季タイトルを最終戦バロセロナまで争っていたビアンキだが、審議対象となった接触の末、タイトルは惜しくもロビン・フラインスの手に渡ってしまった。
フランス出身の23歳でフェラーリの育成プログラムにも加入しているビアンキは、フォース・インディアのリザーブドライバーを務める中で得た“経験”が一番ためになったと語った。
「フォース・インディアのリザーブドライバーを務めたことや、フリー走行1回目のドライブから、多くのことを学んだよ」とビアンキは語っている。
「たとえ昨年のアブダビやヘレスの若手ドライバーテストに出ているとしても、レースの週末でドライブするのは全然違うよ。より大きなプレッシャーがかかっているからね」
「ぼくはこの経験で大きく成長したし、もうF1ドライバーになる準備はできている。来季のレギュラーシートが見つかることを願っているよ。僕の夢だからね」
ビアンキは、F1のパドックに対してできるアピールは全てし尽くしたと感じているようだ。
「ワールドシリーズでは良いシーズンを送れたし、同様にフォース・インディアでも良い仕事ができた。だから、F1のシートに座る準備はできているし、それに値するとも思っているよ」
ビアンキは、小林可夢偉やエイドリアン・スーティル、ブルーノ・セナも候補に挙がっているフォース・インディアで正ドライバーへの昇格を目指している。