元F1ドライバーのビタリー・ペトロフが、メルセデスベンツのDTMマシンをテストした。
2010年からルノー、ケータハムのドライバーとしてF1に57戦参戦した実績をもつペトロフは2013年にF1のシートを喪失。昨年の夏にモスクワの赤の広場で開催されたイベント『モスクワ・シティ・レーシング』に参加し、そこでDTMマシンを使ったレーシングタクシーをドライブ、またDTMモスクワ戦でもレーシングタクシーをドライブした経験がある。
そんなペトロフは、現在ポルティマオで開催されているメルセデスベンツのDTMテストに参加。最新DTMマシンのメルセデスベンツCクラスクーペをドライブした。
「メルセデスベンツが僕を招待してくれて、DTMマシンをドライブさせてくれたことを光栄に思うよ。最新のレーシングカーのコクピットに戻るいいチャンスになったからね。僕は昨年、モスクワでDTMマシンを初体験したけど、その時は素晴らしい経験になった」とペトロフ。
「DTMのメルセデスベンツCクラスクーペはコーナーでは素晴らしいハンドリングで、とても感銘を受けたよ。DTMは世界でも最高レベルのツーリングカーレースだと思う」
また、メルセデスベンツのモータースポーツ代表を務めるトト・ウォルフは「ロシアはメルセデスベンツにとってもDTMにとっても、重要なマーケットだ。昨年のDTMモスクワ戦は成功裏に終わり、ロシアのファンの関心は増している」と語る。
「ビタリーはその関心に気付いており、DTMをテストドライブしたいという希望を示してくれたんだ。ビタリーの希望を叶えることができて嬉しく思うよ」
ポルティマオで開催されているメルセデスのDTMテストには、今季DTM復帰を決めたポール・ディ・レスタも参加している。