ジャック・ビルヌーブが、来季自らのチームを率いてF1に復帰することを目指しているとヨーロッパのさまざまなメディアで報じられている。
ドイツのアウト・モーター・ウント・シュポルト誌は、2011年F1の13番目のチームの候補3チームの中に、“ビルヌーブ・レーシング”が含まれていると報じている。元々候補は10チーム存在したが、現在残っているのは、ビルヌーブ・レーシングとサイファー・グループを含む3チームであるという。
最有力候補と見られたARTは来季の参戦計画を中止したため、残る1チームはエプシロン・エウスカディかデュランゴであると同誌は予想している。また、ビルヌーブ・レーシングは、イギリスにチーム本拠としてのインフラが存在することを証明するなど、ここまですべての条件をクリアしているということだ。
ビルヌーブは、ドライバーとして今季F1復帰を目指していたが実現できず、来季にも再びチャレンジすると述べていた。しかしAutoMoto365.comは、ビルヌーブ自身がドライバーを務めるわけではないようだと報じている。
さらに、昨年までルノーに所属していたフラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズ、元アロウズや元スーパーアグリのスタッフもこのチームに関与するのではとの推測もアウト・モーター・ウント・シュポルト誌は伝えている。
FIAは、13番目のチームの決定を今月中には下すものと見られている。