18日、ピレリは、2011年F1シーズン前の最後のプライベートテストであるアブダビでのテストを終えた。
テストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサは、4日間にわたってトヨタTF109でテストを行った。2日間はドライタイヤで走行、17、18日の2日間は、夜間に人工的にウエットコンディションにしたコースにおいてテストを行った。17日にはウエットタイヤで走行、18日にはインターミディエイトタイヤをテスト、フルウエットからインターミディエイト、またその逆にスイッチするポイントを探った。
10月からテストドライバーの役割を果たしてきたデ・ラ・ロサは、次のようにコメントした。
「ピレリはF1に向けて準備を整えられたと思う。ドライタイヤのテストはとてもうまくいき、先週バーレーンで学んだすべてのことを確認することができた。だが今回のテストの最も特徴的だった部分は、夜にウエットタイヤで走ることだった。これは僕にとっても皆にとっても初めての経験だった。最も重要だったのは、水のレベルが一貫していたことだ。それによってテストから正確な結果を得ることができた。最後にはウエットとインターミディエイトのふたつのタイプを試した。ふたつともコンペティティブで安定していたと思う」
ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーも、いいタイヤを用意できたと述べている。
「我々はF1に新しい挑戦をするのであり、学ぶことがたくさんあることは十分に自覚している。しかし来月行われる公式テストが近づく今、我々は強力なパッケージを用意できたと自信を持っている」
今年最初のF1合同テストは2月1~3日にバレンシアで行われる。