ピレリのF1タイヤテストがフランスのポール・リカール・サーキットで行われ、テストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサがTF109で走行を行った。
デ・ラ・ロサは自身にとって3度目となるテストに参加、2日間の中で315周、1118.5kmを走行、主にソフトとスーパーソフトでショートランとロングランを行った。
初日の午前中はコースが湿っていたため、コースを乾かすためにウエットタイヤで走行、午後、ドライになってから、ソフトタイヤでショートランを繰り返し、その後ロングランに取り掛かった。
2日目は晴天に恵まれ、午前中にはタイヤのコンストラクションに関する作業を行い、午後にはデ・ラ・ロサは初めてスーパーソフトを試し、ショートランとロングランを行った。
「この2日間はこれまでで最も有意義なレベルに入るテストデーだった」とデ・ラ・ロサ。
「ショートランとロングランの両方で安定したタイムを出すことができたことに、特に勇気付けられた。タイヤはすぐにベストパフォーマンスの一定レベルに到達することが分かった。興味深いソリューションが多数あり、詳しい調査を開始した。マシンもタイヤも信頼性は完璧であり、そのために1000km以上の距離を走破し、開発プログラムにおいて重要な前進を成し遂げることができた」
ピレリは来週も2日間にわたってポール・リカールでテストを行う予定。その次のテストは最終戦後にアブダビで行われ、ここでF1チームが初めてピレリタイヤを試すことになる。
「今回もペドロの知識とフィードバックによってアブダビに持ち込むふたつめのコンパウンドを決定するための貴重な情報を得ることができた」とピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンブリーは言う。
「今月、ヨーロッパでのテストを終えるが、来週のポール・リカールでのテストにおいて、このサーキットの設備を利用し、ウエットおよびインターミディエイトタイヤのテストプログラムを完了することができるだろう」