ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、2013年のF1タイヤテストドライバー候補のひとりに小林可夢偉を挙げたと報じられている。
今年ピレリはF1タイヤのテストドライバーとしてルーカス・ディ・グラッシおよびハイミ・アルグエルスアリと契約していた。
ヘンベリーは、ディ・グラッシは来年末までの契約が残っていることを明かした。アルグエルスアリは来季F1レースドライバーに復帰すると宣言している。
「ルーカスは素晴らしい仕事をしてくれている」とヘンベリーがブラジルのTotalraceに対して述べたとmotorsport.comが伝えた。
「来年の後、彼が続けるかどうかは、我々の決断にかかっている。我々はその後も残るかどうかを2013年に決める」
「ルーカス以外のテストドライバーとして、我々は何人かのドライバーたちを検討している。たとえば(エイドリアン・)スーティルやアルグエルスアリだ」
アルグエルスアリ同様、スーティルも来シーズンのF1復帰を目指している。
一方ヘンベリーは、可夢偉を起用する可能性もあると述べている。ザウバーは来季ドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルグしか発表しておらず、彼のチームメイト候補としてはエステバン・グティエレスやロビン・フラインスなどのルーキーの名前も挙がっている。
「(可夢偉をテストドライバーに起用する)可能性もある」とヘンベリー。
「彼の今後を見ていくよ。彼はまだ(レース)シートを諦めていないと思う。だから様子を見る」
ヘンベリーは、今季末での引退を決めたミハエル・シューマッハーに対してテストドライバーのオファーをしたことを認めた。
「日本GPで彼を説得しようとした。だがうまくいかなかった。彼はスカイダイビングか何かをしたいんだろうね!」