ピレリは、シルバーストンの若手ドライバーテストを欠席するメルセデスに、タイヤテストのデータを提供することを明らかにした。シルバーストンではハンガリーで導入する新タイヤのテストが行われる。
シーズン中に現行マシンでテストを行うという規則違反を犯したメルセデスは、今週のテストへの参加を禁じられた。
しかしピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、メルセデスにも平等にデータを提供すると述べた。
「各チームとも、非常に明確なタイヤテストプログラムの作業に当たる。彼らは、我々が指示する作業を行わなければならない」とヘンベリー。
「(テスト後)我々は全チームに同じフィードバックを提供する。同じデータを見ることになり、全チームが同じ情報を得る」
ハンガリーから使用される新しいタイヤは、2013年型コンパウンドと2012年型タイヤ構造を組み合わせたものとなっている。
昨年最終戦ブラジルGPで各チームは2012年と2013年のタイヤの比較を行っており、それがハンガリーに向けて役立つだろうと、メルセデスのチーム代表、ロス・ブラウンは述べている。
「ブラジルで2012年と2013年のタイヤの比較を行っているので、そのデータをチェックする」
「2012年のタイヤについては昨年の走行から非常によく理解している」
「劇的な変化はないものと考えている。しかしコンストラクションの変更は非常に重要になるだろう」
「(テストに出られないことで)ハンガリーで初めて(2013年のマシンで)2012年のタイヤ(コンストラクション)を試すことになり、それは不利だ」
「事前にチェックできれば役に立っただろうが、この状況を受け入れるしかない」