ピレリは、スペインGP以降、ハードタイヤを今よりも耐久性があるものに変更することを明らかにした。今季F1タイヤの持ちが悪すぎるとの批判もあるなか、ピレリは第5戦以降にタイヤに変更を加えるかどうかを検討するための会合を開き、ハードタイヤのみを変更するという決定を下した。

 レッドブルはピレリがより保守的なタイヤに変更するよう働きかけていたが、ピレリは大多数のチームが今のタイヤが維持されることを希望していると主張していた。

 ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、今回の変更について次のようにコメントしている。
「序盤4戦のバランスにおいてタイヤパフォーマンスを評価した結果、次のような結論を下した。すべてのチームと相談し、スペイン以降、ハードコンパウンドを変更することを決めた。2年前にバルセロナ以降に新しいハードタイヤを導入しているが、それと同様の変更だ」
「ハードコンパウンドの最新バージョンは、2012年のタイヤに非常に近いものになる。他のコンパウンドとの組み合わせの中で、戦略の幅を広げる機会をチームに提供するためだ。ちなみに他のコンパウンドには変更はない」

 ピレリは次のスペインで新ハードとミディアムを採用することもあわせて発表している。

 レッドブルは、4戦中2勝を挙げ、両選手権をリードしているものの、タイヤには不満を表していた。

「タイヤはまだ際どいと思う」とチームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーは述べている。
「決勝中に4回ピットストップが必要というのは、少し行き過ぎていると私は思う。レッドブルよりもタイヤに苦しんでいるチームもあるから、彼らの意見を聞いてみるべきだ」
「私としては、今のタイヤは際どいから少し(普通の状態に)戻す必要があると思う」

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