2011年からF1のタイヤを供給しているピレリは5日、東京のイタリア大使館で、F1日本グランプリに向けたプレスカンファレンスを実施。フィギュアスケーターの安藤美姫さんもゲストとして登場した。
今季からF1のワンメイクタイヤを供給し、4種類のタイヤによりレースを盛り上げる存在として、2011年のF1シーズンを特徴的なものにしているピレリ。閑静な庭園が見渡せるイタリア大使館内で行われたプレスカンファレンスでは、ヴィンツェンツォ・ペトローネイタリア大使、ピレリジャパンのマルコ・エッリ社長、さらにピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーも出席した。
プレスカンファレンスでは、市販のピレリP ZEROシリーズにF1の技術がそのまま活かされていることや、今季のF1シーズンでのピレリの貢献度に対し、「それまでF1タイヤを供給してきたメーカーの仕事ぶりが素晴らしかったため、プレッシャーも大きかった(ヘンベリー)」という状況の中、チームやFIAからも賞賛があったことを説明した。
週末のF1日本グランプリについては、すでに報じられている通りミディアム、ソフトという2種類のタイヤを供給するピレリ。ヘンベリーは「鈴鹿は世界的に見てもチャレンジングなサーキット。このサーキットでタイヤを供給することも我々にとってはチャレンジ」と語った。
また、プレスカンファレンスの最後には、ピレリのウインター・アイスコントロールのイメージキャラクターを務める安藤さんが艶やかな着物姿で登場。「世界的規模のF1というレースにピレリさんのタイヤが全車に使用されているのは素晴らしいことだと思います。フィギュア以外、他のスポーツはあまり見ないんですが、今週末のレースはすごく楽しみです」とF1日本GPに対する期待を語り、最後は流暢な英語であいさつした。