ファイアストンは2011年いっぱいをもって、IZODインディカー・シリーズへのタイヤ供給を終了すると明らかにした。
ここ数ヶ月、インディカー・シリーズとファイアストンの間では、新規則が導入される2012年までのタイヤ供給について交渉が進められていたが、4日、インディカー・シリーズとファイアストンは、2012年に向けて新たなタイヤブランドが必要になると発表した。
インディカー・シリーズのランディ・バーンハートは「ファイアストンのようなこのスポーツの偉大なパートナーを失うことは、大変な損失だ。しかし、我々は2012年に導入される新マシンに装着されるタイヤメーカーについて、積極的に交渉している」と語る。
「世界で最も速く、最も多彩なシリーズとして、理想的なプラットフォームを供給会社に対して提供したい。実際、ファイアストンは我々と仕事をした5年間の間に、売り上げを2倍にしたのだ」
一方、ファイアストンのモータースポーツ活動を統括するアル・スパイアーは「たとえ我々が今季限りのインディカー・シリーズ撤退を発表したとしても、ファイアストン・レーシングは2011年いっぱいの間、高いパフォーマンスを維持することをファン、チーム、そしてドライバーに保証したい」と語る。
「我々はインディ500の100周年をともに祝う計画もしており、これを記念碑としてともに築き上げた数十年の長い関係を証明したい」
ファイアストンは1995年にアメリカン・シングルシーターシリーズに復帰し、すぐにライバルであったグッドイヤーを退け、チャンプカーとインディカーの分裂後は、ブリヂストンブランドとファイアストンブランドで両シリーズを支え続けた。