12日に行われたロータスF1レーシングのマシン“T127”の公開に先立ちシルバーストンで行われたシェイクダウンを担当したファイラス・ファウジーは、シェイクダウンの担当となり「十分にコンペティティブな感触を得た」と語っている。
ロータスF1レーシングでは、今季リザーブドライバーを担当するファウジーは、シルバーストンで非公開で行われたシェイクダウンテストのステアリングを握り、翌週のスペインでの合同テストに備えた。
ファウジーはシェイクダウンの感想を「ポジティブなもの」と語り、2010年のロータスのデビューイヤーが良い年になるだろうと語っている。
「15年の歳月を経て、ロータスという名前がF1に戻ってくるんだ。過去にはアイルトン・セナをはじめ、偉大なドライバーたちがロータスという名と戦っている。僕がその歴史のひとつに加わるなんて、信じられないよ」とファウジー。「メカニックの何人かや、スタッフはとても感情的になっていた」
「F1はいつも僕の夢で、07年にスパイカーのテストドライバーだったときそれは成し遂げたけど、これは僕のキャリアにとって大きなステップアップだ。シェイクダウンしたマシンにはすごく感銘を受けたと言っておかなきゃいけない。すべてはポジティブだった。もちろん、これからハードワークをこなしてマシンのセットアップを施さなければいけないが、十分にいい感触を得た。今年は学習の年になると思うけど、十分にコンペティティブなんじゃないかな」
「ロータスは今年は新チームの中ではいちばん完成されたチームなんじゃないかと思う。他の新チームを倒して中団グループと争いたい。もちろん目指すのはトップで、そこにいくにはプログラムをこなしていかなきゃいけない。でも、僕たちにはそれができると思う」