フェラーリは13日、エルサレムで『エルサレム・ピースロードショー』を開催し、ジャンカルロ・フィジケラがフェラーリF60のデモランを披露した。
スクーデリア・フェラーリとパートナーシップを結ぶカスペルスキーラボが支援し、エルサレム市議会の後援で行われたこのイベントでは、6万人の大観衆を前に、フィジケラがフェラーリF60をドライブ。沿道には多くの人が詰めかける2.8キロのストリートコースを疾走した。また、バーンアウトによるレーススタートの演出や、白煙を上げながらのドーナツターンなどのパフォーマンスに、観客は大きな盛り上がりを見せた。デモランは3度にわけて計10回行われ、マシンの最高速は200キロにも達したという。
イベント後、マシンを降りたフィジケラは次のように語っている。
「本当に素晴らしく、驚くべき感覚だった」
「朝方に見て回ったが、このように歴史ある場所で大勢を前にドライブするというのは最高にエキサイティングだった。僕にとって本当に忘れがたい日だよ」
なお、フェラーリが7月に行うロシア・モスクワでのF1マシンデモランでは、スクーデリア・フェラーリの一員として今季はWEC世界耐久選手権に参戦している小林可夢偉がステアリングを握る予定となっている。これが実現すれば、可夢偉にとっては今シーズン初の公の場におけるF1マシンでのドライブとなる。