29日に決勝が行われたDTMドイツツーリングカー選手権ザントフールトで2位に入り、今季のDTMチャンピオンを決めたマイク・ロッケンフェラーについて、ロッケンフェラーが所属するフェニックス・レーシングの代表エルンスト・モサーは、DTMのレジェンドになれると語っている。
アウディRS5 DTMをドライブ、今季ランキングをリードし続けたロッケンフェラーは、ザントフールトで予選3番手からスタートし、2位でフィニッシュ。このレースで優勝したアウグスト・ファルファスを退け、最終戦を待たずしてチャンピオンを決めた。
モサー率いるフェニックス・レーシングは、2011年にアウディA4でチャンピオンを獲得したマルティン・トムジクに続き、この3年間で2回のタイトルを獲得。ロッケンフェラーの王座獲得にも、即座に喜びの声を寄せた。
「マイクは今年、素晴らしい仕事をこなしてきた。毎戦週末ごとに仕事をこなし、勝つチャンスがある時はモノにしてきたんだ」とモサー。
「今季、チームはオプションタイヤとピットストップのさまざまな戦略を用意しなければならなかったんだ。でも、そんな中でいちばん状況を読み、アドバンテージを得ることに成功した。それがマイクだったんだ」
モサーは、ロッケンフェラーがアウディのスポーツカープログラムに参加せず、DTMに集中して今季のパフォーマンスを続けることができるなら、偉大なチャンピオンのひとりになれるだろうと語った。
「一度チャンピオンを獲り、そして複数回のチャンピオンを獲れば、歴史に名を残す事になる。難しいことだがね。マティアス・エクストロームやゲイリー・パフェットでさえも、まだベルント・シュナイダーのような伝説の域には至っていない」
「マイクは素晴らしいドライバーだ。もし彼が長年DTMに集中し、今季のようなパフォーマンスをみせることができれば、シュナイダーのように多くのチャンピオンシップを獲得することができるだろう」