フェラーリは2014年のマシンではプルロッドフロントサスペンションから従来のプッシュロッドに戻る見込みであると、イタリアメディアが報じている。
フェラーリは2012年のF2012に、F1では10年ぶりとなるプルロッドフロントサスペンションを採用、これを2013年のF138でも継続して使用していた。
マクラーレンも今季のMP4-28にプルロッドフロントサスペンションを採用したが、他のチームはすべてトラディショナルなプッシュロッドを使っている。
フェラーリは今季コンストラクターズ選手権3位、マクラーレンは5位に大きく沈んだ。
イタリアのAutosprintは26日、フェラーリは、プルロッド方式を断念し、来季のマシンではプッシュロッド方式に戻ることがほぼ確実であると伝えた。
テクニカルレギュレーションが大幅に変更される2014年に向け、フェラーリは、ロータスの元テクニカルディレクター、ジェイムズ・アリソンを獲得、シャシー・テクニカルディレクターに任命し、巻き返しを図ろうとしている。
チームプリンシパルのステファノ・ドメニカリは、「来年は2位を争うのではなくトップを競えるようになるため、変更を行っている」と述べている。