ヨーロッパGPで約10年ぶりにF1復帰を果たしたルカ・バドエルは、周囲の期待に応えるパフォーマンスを見せることができなかったものの、次戦ベルギーGPに引き続き出場することがわかった。

 フェラーリのチームメイト、キミ・ライコネンは3位表彰台に上ったが、バドエルは最後尾グリッドからスタートし、1周遅れの17位でフィニッシュした。しかしバドエルは、このレースで得た経験を生かし、次のベルギーGPには自信を持って臨みたいと述べている。
「バレンシアに着いた時、このグランプリは僕にとって、さびを落として再びレースドライバーとしての自信を取り戻すための時間になると言ったよね。大きなミスをせずに多くの走行距離を稼ぐことが重要だったが、それをやり遂げることができた。体力的な面では問題ないし、そのことにも満足している」
「いいスタートをしていくつか順位を上げたが、グロージャンにヒットされ、また最後尾に戻ってしまった。自分自身のレースをしようと努めたけれど、リーダーたちを前に出さなければならなかったこともあって、安定したペースを保つのは楽ではなかった。ひとつミスをして順位をひとつ下げ、白線を少し踏んだことでドライブスルーペナルティを受けた」
「スパには自信を持って臨むよ。あそこは知っているコースだし、今週末に得た経験に頼ることもできる。チームの全員に感謝したい。彼らは僕をリラックスさせ、一切プレッシャーをかけないよう、あらゆることをやってくれた。それから、ミハエル(・シューマッハー)も週末を通して素晴らしいサポートをしてくれて、感謝している」

 チーム代表のステファノ・ドメニカリは、ヨーロッパGPはバドエルにとってベルギーGPに向けての学習のための週末だったと述べている。
「ルカは完走することができた。今回は学習のための週末であり、来週末のベルギーの週末にベストな状態で挑むための入門コースのようなものだった」

 一方で、英autosport.comによると、ドメニカリは、バドエルにとってベルギーGPは重要な週末になり、大きな前進を期待すると述べたとのことで、ベルギーGPがバドエルにとって正念場になるのではとの見方が出てきているようだ。

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