フェラーリの会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、2008年を最後にF1の勝利から遠ざかっているフェリペ・マッサのシートが厳しいプレッシャーにさらされていると語った。
今シーズン好調なスタートを切ったように見えたマッサだが、タイトル争いを繰り広げるチームメイトのフェルナンド・アロンソに対し、前半戦終了時点で72ポイントの差をつけられている。
「フェリペは速いドライバーで素晴らしい男だ」とモンテゼモロ。
「しかし、それがハッキリしていたのは以前のことだ。彼と私たち両方は結果とポイントを必要としている」
モンテゼモロは、フェラーリ在籍8年目を迎えるマッサの交代を真剣に考えていることを示唆した。
「何らかの時期にお互いの目を見て、何をしたらよいかを決めるつもりだ」
また彼は、チームボスのステファノ・ドメニカリがより非情な決断を下さなければならないとも警告している。
「ドメニカリは、組織においてすべての個人を最大限に活用しなければならず、決して満足してはならない」
「必要なら、抜本的かつ苦痛を伴う決定を下さなければならないんだ」