スペインGPでフェリペ・マッサはリーダーたちから1周遅れの15位に終わり、フェラーリからのプレッシャーが高まっている。
マッサはスペインGPを16番グリッドからスタート、非常にいいスタートを決め、入賞が期待されたものの、イエローフラッグ無視によるペナルティを受けて後退、チームメイトのフェルナンド・アロンソが2位に入ったのに対し、マッサは1周遅れの15位でフィニッシュした。
レース後、チーム代表ステファノ・ドメニカリは、マッサは今回も不運だったと述べた上で、次のようにもコメントしている。
「今週末は不運だったが、フェリペがそれに対して反応し、次のモナコから挽回することを期待している。我々がコンストラクターズタイトルをも争うためには、彼のポイントが絶対に必要なのだ」
スペインGPで2位を獲得し、セバスチャン・ベッテルと同点でドライバーズランキング首位に立ったアロンソに関して、フェラーリは公式サイトにおいて「フェルナンドは(この3年)常に非常に高いレベルを維持している」とした後で、「フェリペの成績の落ち込みが目立つ」と記している。
「彼は2年前の(5戦終了後には)49ポイント、昨年の同時期には24ポイントを獲得していたが、今季ここまではわずか2ポイントしか手にしていない」
「モントメロでは予選、決勝ともにフェリペは非常に不運だった。だが誰もが、そして誰よりも彼が、次のモナコGPからギヤをチェンジすることを期待している」