技術体制の改変を進めるフェラーリは、メルセデスGPのエンジニア、スティーブ・クラークがチームに加入したことを明らかにした。
11日、フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは、チームのメディアイベントWrooomにおいて、ブリジストン・モータースポーツの元テクニカルディレクター、浜島裕英氏と契約したことを明かすと同時に、1月2日付けでクラークがトラックエンジニアとして加入したことを発表した。クラークは豊富な経験を持つエンジニアで、テクニカルディレクターのパット・フライとはマクラーレンでともに働いた経験を持つ。Marcaの報道によると、クラークは元チーフトラックエンジニアのクリス・ダイヤーと同様のポジションにつき、フライの下でフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサのレースエンジニア(アンドレア・ステラとロブ・スメドレー)のボスを務めることになるのではないかと推測されている。
また、まだ明らかにされていないものの、フェラーリはマクラーレンからエンジニアのジョナサン・ヒールとエアロダイナミシストのローレンス・ホッジを獲得したものとみられている。
一方、フェラーリのエンジニア、マルコ・ファイネロがメルセデスに移籍するとの報道をドメニカリは否定、ファイネロはフェラーリのロードカー部門に異動したと述べた。
「彼は、フェラーリグループの産業部門におけるシミュレーションプログラムの責任者としてフェラーリにとどまる」とドメニカリはコメントした。