フェラーリは、ドイツGPでのチームオーダー疑惑に関するニキ・ラウダからの批判に対し反論し、「彼がフェラーリドライバーだった時に、チームの方針にピッタリ合っていたはずだ。それに、過去数年の偽善行為に対する彼はこんなにも怒りをぶつけただろうか?」と批判を返している。
ラウダはドイツGPでのチームオーダー疑惑に対して、「彼らがホッケンハイムでやったことは、完全に規則に反している」とFormula1.comに対してコメント。「ルールが変更されない限り、誰もがそれを守らなければならないのだ。世界評議会からは厳罰が科されるだろう。間違いない」とフェラーリの姿勢を批判していた。
しかし、それに対してフェラーリは金曜日に公式サイトに掲載された『ホース・ウィスパラー(跳ね馬のささやき)』というタイトルのコラムの中で、かつてフェラーリのエースだったラウダの発言に反論している。
「ホッケンハイムでのレースの後、老いも若きも多くの専門家気取りの連中が意見を語っている。その波はパドックを駆け抜け、ある者は天の声に従い、またある者は他人の声を我がもののように語る。最新の“声”は、オーストリアから発せられたもので、それはすでにヘルメットを脱いだ者の声だ。彼は意見をまき散らすチャンスを逃さない男だ」とホース・ウィスパラーは綴る。
「今回、懐かしのニキは口を閉ざす素晴らしい機会を失ったようだ。彼がスクーデリアのドライバーだった頃、フェラーリのマネージメントは彼にピッタリフィットしていた……この際これは置いておこう。ここ数年、多かれ少なかれこのF1界に起きた偽善行為に対して、彼の怒りはいったいどこへ行ってしまったのだろうか?」
「9月8日に行われるFIAワールド・モータースポーツ・カウンシルの裁定予想については、時間が教えてくれるだろう。この状況での最高の判断は、理事会を完全に信用することだ」
