14日、パリのFIA控訴裁判所で行われたディフューザーに関するヒアリングで、フェラーリの代理人を務めるナイジェル・トッツィは、ブラウンGP、ウイリアムズ、トヨタが開幕2戦で使用したディフューザーは“間違いなく”違法であると主張した。
「英語を理解する人間なら、これは抜け穴であり、言葉を巧みに利用して、規則の明確な目的を無効にするような試みを許してはならないと判断するだろう」というトッツィの発言がPAによって報じられている。
「我々(フェラーリ)がその機会を最大限に生かさなかったからではなく、ブラウン、トヨタ、ウイリアムズがレギュレーションの枠内で行動しなかったために、控訴を提出したのだ」
トッツィは、ブラウンGPのチームプリンシパル、ロス・ブラウンがそのディフューザーが合法であると考えるのは“極めて傲慢”であると述べる一方で、このディフューザーを合法と判断したFIAは“間違っており、このスポーツを理解していない”とも主張した。
一方、ルノーの代理人であるアンドリュー・フォードも、“ディフューザー・スリー”を非難、同チームは昨年似たものを開発した際には違法であると判断されたと発言している。
「ブラウンはルノーはチャンスを逃したのだと述べたが、そうではない。FIAがそれは違法であると言ったからなのだ」とフォード。
「我々はその時点でそのディフューザーを諦めた」
審議の結果は、15日午後に発表される予定だ。
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フェラーリ、ルノーらが、ディフューザーの違法性を主張
