フェラーリは、中国GPでKERSを使用しないことを明らかにした。反対にBMWザウバーは、今季初めてロバート・クビカのマシンにKERSを積むことを決めている。
前戦マレーシアでキミ・ライコネンのマシンにトラブルが発生した影響で、フェラーリは今週末はKERSを使用しないことを決めた。
「セパンでキミのマシンにKERSのトラブルが発生した。したがって、我々は今週末の上海ではKERSを使用しないことを決めた」とフェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリがコメントした。
「我々は、安全性と信頼性の面でこのシステムに何が起きているのかを理解する必要がある」
「(KERSは)パフォーマンス上のメリットをもたらしてくれたが、安全かつ信頼性が高い状態で機能するのでなければ、我々はこれを使用するリスクを冒すことはできない。したがって、今週末は、現状の中でベストを尽くし、あらゆるエリアにおいて基本に立ち返ると同時に、マシンの新たな開発が用意されるのを待つ」
BMWザウバーは、中国GPでは、ニック・ハイドフェルド同様クビカもKERSを使用すると認めている。マクラーレンとルノーは、これまで同様KERSを使用するものと見られる。一方、水曜にFIA国際控訴裁判所で問題のディフューザーの合法性が認められたことを受け、この2チームは新たなディフューザーを持ち込んでいるとウワサされている。マクラーレンは、新しいフロントウイングも用意しているようだ。
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フェラーリ、中国ではKERSを使用せず。マクラーレンとルノーは新ディフューザーを用意?
