フェラーリのテクニカルディレクター、パット・フライは、序盤の3戦にフェラーリはたくさんの新パーツを持ち込み、F138の開発を積極的に進めていく予定であると明かした。
フェラーリは、昨年と比べて今年の冬季テストは順調に作業を進められたという。バルセロナでの最終テストで試さなかったパーツがあり、開幕戦にそれを持ち込み、第3戦では大きなアップグレードを行うということだ。
「テストに持ち込まなかったパーツがある。今後さらに新たなパーツを投入する予定だ」とフライ。
「メルボルンに新しいパーツを持ち込む。マレーシアも同様で、中国ではさらに大きなアップグレードを導入する。我々は開発プランを着実に進めている」
今年もF1の上位争いは熾烈になると予想されており、シーズン中に開発をうまく進めていくことが重要であると、フライは考えている。
「メルボルンで我々がどの位置に来るのか、正確に予想することはできない」とフライ。
「バランスはまずまずで、ドライバーはふたりともクルマに満足している」
「我々の仕事は開発ペースを維持していくことだ。(2012年には)問題を理解した後、非常にいいペースで開発を進められた」
「すぐにクルマの速さを向上させることはできない。去年はまずはスペイン、その次にはカナダを目標にした。去年の開発ペースを見ると、いい仕事ができればそのペースを1年通して維持できることははっきりしているし、それを目標にしている」
「この3カ月を振り返ると、我々はそういったペースで作業を進めてきた」