フェラーリの新車F138のエキゾーストに解決すべき問題があるとの報道がなされる一方で、チームのテクニカルディレクター、パット・フライはヘレステストでは驚くような問題はなかったと発言している。
昨年序盤、F2012のパフォーマンスはライバルたちより明らかに劣っており、フェラーリは結局タイトルを獲得することはできなかった。フェラーリは今年こそはいい形でシーズンをスタートすることを目指している。
2月5~8日、今年初のF1合同テストがヘレスで行われ、フェリペ・マッサが4日間総合のトップタイムをマークした。
しかし最初のテストのタイムにはあまり意味はなく、マッサ自身、マクラーレンの速さには驚いたとコメントしている。
Auto Bild Motorsportによると、フェラーリのあるメンバーが「我々は問題を抱えている」とコメントしたということだ。
「だが解決できない問題ではない」とも彼は述べている。
この問題はエキゾーストにかかわるものであると同誌は報じている。
一方、テクニカルディレクターのフライは、最初のテストにおいて驚くような問題には直面しなかったとコメントした。
「ほとんどのエリアにおいて予想どおりの状況だった」とフライが語ったとスペインのMarcaが報じている。
「(最初のテストは)理解するためのものであり、今週(のバルセロナテストで)、ロングランやシングルラップでのマシンパフォーマンスをチェックし始める。新しいタイヤについての作業も続ける。タイヤは今年最も重要な要素のひとつだ」
フライは来週スタートする最後の合同テストで大きなアップデートを導入すると述べている。
19日に始まるバルセロナテストで、フェルナンド・アロンソが初めてF138のステアリングを握る。