フェラーリは9月初めから開発作業の焦点を2012年マシンにシフトすると、チーム代表のステファノ・ドメニカリが述べた。
フェラーリは毎年年明けにフィリップモリスの協力のもと、メディアを招待し、Wrooomというイベントを行っているが、8月5、6日、その夏バージョンである「Wrooom Summer 2011」が開催された。 このイベントにはドメニカリとフェルナンド・アロンソが参加、マドンナ・ディ・カンピリオでウォーキングを行ったりマウンテンバイクに乗るなどして時を過ごした。
フェラーリはコンストラクターズ選手権でリーダーのレッドブルと168ポイント差、ドライバーズ選手権ではアロンソが首位のセバスチャン・ベッテルから89ポイント差と大きく離されている。ドメニカリは最近、それでもフェラーリは本当に可能性がなくなるまで諦めないと述べていたが、Wrooom Summer 2011において、9月からは新車開発に集中することを明らかにした。
「9月の初めには我々は来年のことだけに集中する」とドメニカリ。
「(今年のマシン)150°イタリアへのアップデートについてはすでに定まっているからだ。少なくとも10月半ばまでのものは決まっている。何かを変えなければならなくなった場合は、その時状況に応じて対応する」
「エキゾーストに関しては懸念があるが、8月23日のテクニカル・ワーキンググループでグレーゾーンについていくらか明らかになるはずだ。そういう問題を除けば、レギュレーションはほとんど変わらないので、今年のマシン開発も来年に向けて役立つだろう」
ドメニカリは、Daily Telegraphに対し、来季はシーズン最初からいいパフォーマンスを見せることが重要であると語っている。フェラーリは今年も去年もシーズン後半は大きな向上を見せているものの、序盤の低迷が大きく響いている。
「微調整を行わなければならない場合、それは可能ではあるが、そうすると新車開発の時間を大幅に失うことになる。風洞での時間をもっとうまく使わなければならない。過去2年のような厳しい冬を再び繰り返すことは絶対に避けたい」
「昨年のシーズン後半は信じられないぐらい素晴らしかった。世界タイトルを獲得できたはずだった。だが今年はあまりいいスタートを切れなかった。だから、今年はもっといい冬を過ごすことを優先的に考えている」
「(今シーズンの)目標はできるだけ多くの勝利を挙げ、マシンの競争力を最高レベルにすることだ」
「去年は最後まで戦ったけれど、パフォーマンス的にはレッドブルより劣っていたということを忘れてはならない。ギャップを縮めたい。この数戦、完全にではないが、大幅にギャップは縮まってきている」
