フェラーリは、2014年のF1マシンでもプルロッドフロントサスペンションを引き続き使い続けるとの予測が出てきている。昨年末にイタリアメディアは、今年フェラーリは従来のプッシュロッドに戻る見込みであると報じていた。
フェラーリは2012年のF2012に、F1では10年ぶりとなるプルロッドフロントサスペンションを採用、これを2013年のF138でも継続して使用していた。
マクラーレンも2013年のMP4-28にプルロッドフロントサスペンションを採用したが、他のチームはすべてトラディショナルなプッシュロッドを使っていた。
フェラーリは昨年のコンストラクターズ選手権3位、マクラーレンは5位に大きく沈んだ。
イタリアのAutosprintは昨年11月、フェラーリがプルロッド方式を断念し、2014年のマシンではプッシュロッド方式に戻ることがほぼ確実であると伝えた。
しかし1月13日、F1公式サイトは、フェラーリは今年もプルロッド方式を維持する見込みだと報じた。
今週発売の英AUTOSPORTも同様に、フェラーリは引き続きプルロッドフロントサスペンションを使うと予想している。
今年のレギュレーションではモノコック先端の高さが100mm低くなるため、プルロッドのアングルは変わることになる。水平に近かった2013年の形状ではプルロッドの可動域が非常に限られていたが、今年のソリューションの方がアドバンテージを得られるとの見方がなされている。