フェラーリは、フェリペ・マッサのフロントウイングが過度に振動を起こす問題について、その原因がいまだに掴めていないと認めている。
このフロントウイングが振動するという症状は、2週間前のインドGPから起きているものだが、アブダビ初日のフリー走行でも同じ現象がマッサのマシンで見られた。
インドGP後、フェラーリは、この問題の原因が製造過程のミスによるものだと考えていた。しかし、今回のアブダビでも再度問題が起きたことで、原因の究明をもう一度やり直す必要に迫られてしまった。
「実際、我々はそのウイングの構造に関してある問題を確認している。しかし、見たところ、さらなる問題があるようだ」とチームプリンシパルのステファノ・ドメニカリは語っている。
「我々はそれについてまだ問題を解決できていないようだ」
ドメニカリは、このアブダビにより専門のエンジニアを派遣し、問題解決にあたっていると付け加えている。
