フェラーリのエンジニアリングディレクター、パット・フライは、アップグレードした自社風洞に今のところ向上が見られると語った。
フェラーリは、風洞の相関精度に問題があり、開発作業の妨げとなっていたため、昨年マラネロの風洞をシャットダウンして問題解決に努め、その間はトヨタの風洞を利用してきた。
自社風洞は先月再稼動されたばかりで、まだ判断は難しいものの、最初の感触はいいとフライは述べた。
「数週間前に(自社風洞に)戻った。今はこれを100パーセント使用している」
「ツールがどれだけ優秀かを理解するには時間がかかるが、今のところまずまずだ」
「それなりの改善を果たした」
「我々が目指した状況にいるのかどうかは時間がたたないと分からないけれど、今のところいい兆候が見られる」
自社風洞の有効性を調べるため、フェラーリはトヨタの風洞を使用した場合と同じ結果が出るかどうかのテストを行い、ここまでのところは結果は良好だということだ。