キミ・ライコネンが2007年から2009年にフェラーリに所属していた時よりも優れたドライバーになったことを確信していると、フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは語った。フェラーリは、ライコネンと2014年から2年間の契約を結んだことを11日に発表した。
2009年末にフェラーリは、まだ契約期間が残っているにもかかわらず、ライコネンの放出を決めた。
協調性と技術的なリーダーシップに欠けていたことが当時の決断につながる要因であったともいわれているが、それに関してドメニカリは全く心配していないと語った。
「我々はキミと2007年から2009年の3年間、共に働いてきたが、その間、全く問題はなかった」とドメニカリはライコネンの“クール”な性格について語った。
「人にはそれぞれやり方がある。フィンランド人にイタリア語でジョークを言ったりふざけたりすることを期待することはできない」
「フェルナンド(・アロンソ)の表現豊かで情熱的なラテンのキャラクターと、キミのようなクールなスタイルのコンビネーションは、若者を含め大勢の人々にとって魅力的に映るだろう。我々のパートナーもその点を認めている」
ロータスの元テクニカルディレクターで、新たにフェラーリのシャシー・テクニカルディレクターの座についたジェイムズ・アリソンと話し、ライコネンが技術面に関して進歩したことを確信できたと、ドメニカリは言う。
「技術面に関しては、技術的な枠組みが大きく変わる、この重要な時期に、キミにどれだけの貢献ができるのか、我々は完全に理解している。さらに、ジェイムズ・アリソンから、キミがこの2年の間にこの分野においてどれだけ成長したかを直接聞いた」