フェラーリは、チャンピオンシップ争いの遅れを取り戻すための最優先事項として、予選ペースの改善を挙げている。
中国GPでフェルナンド・アロンソが優勝がしたように今季のフェラーリF138は力強いレースペースを備えているが、チームは今シーズンに入って未だポールポジションを獲得できていない。
フェラーリの副チーフデザイナー、シモーネ・レスタは、より上位のグリッドからスタートすることで、マシンはクリーンエアーのもとで走ることができ、タイヤを労る機会も増すことが例年以上に明白になっていると指摘。よって予選パフォーマンスの向上が重要になると語っている。
「今季の我々はかなりのレースペースを示していると思うし、(2012年と比べて)予選でのギャップを縮めることができたと考えている」とレスタ。
「だが、まだまだそこに取り組む必要がある。それが我々にとっての最優先事項なんだ」
「タイヤの特性、さらにはその扱い方を学ぶことが重要なファクターだと私は考えている。また、予選のセットアップに集中すること、もしくはレースに意識を向けることがもうひとつのファクターとなる」
「しかし、我々としては予選のパフォーマンスを向上させることが最優先だ」
現在、フェルナンド・アロンソはドライバーズ選手権で4位につけているが、首位のセバスチャン・ベッテルからは30ポイント離されている。