8日、都内でフェラーリの最新モデル「458スペチアーレ」の発表会見が行われ、小林可夢偉が登場した。
「458スペチアーレ」は「458イタリア」をベースに、搭載するエンジンはフェラーリのV8で最もパワフル、時速100km/hに達するまでに3秒……と、レースファンとしても思わず反応してしまう性能を発揮する特別仕様車。9月のフランクフルトモーターショーに続き、世界で2番目のお披露目の場となったのがこの会見だった。
会場はさすがフェラーリといった雰囲気で、F1でもパートナーとなっている高級腕時計「HUBLOT」が展示され、その場でカットするハムを始めとするケータリングも用意された。フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサのサイン入りポロシャツ、可夢偉のサイン入りジャケットなどのグッズも集まめられ記者たちの注目を集めていた。
会見はフェラーリ・ジャパン プレジデント&CEOのハーバート・アプルロス氏の挨拶でスタートし、続いてフェラーリ極東エリア統括のジュゼッペ・カッターリオ氏が登壇。可夢偉については冒頭で「スペシャルゲストが登場予定」というアナウンスがあったものの、来場はまったくシークレットの状態。紹介映像の上映後にそのスクリーンの真下から可夢偉のドライブで458スペチアーレが現れると、大きな拍手が上がった。
笑顔で写真撮影に応じ、特にコメントなどはなかったものの、一般自動車関係者にも「スクーデリア・フェラーリ」の一員としての存在を印象づけた可夢偉。今週末の日本GPへのゲスト出演、20日決勝のWEC富士など、忙しいスケジュールが続く。