フェラーリ、「ベスト・パフォーマンス・エンジン」「4リッター超部門」の2部門で4年連続の受賞
2014年6月25日、ドイツ・シュトットガルト発
フェラーリのエンジンが4年連続で、栄誉ある「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」における2つの部門で、最優秀賞に選ばれました。「ベスト・パフォーマンス・エンジン賞」と「4リッター超部門賞」クラスの2部門で最優秀賞の受賞となりました。受賞したエンジンは、「458イタリア」と「458スパイダー」、それに同シリーズ最強の「458スペチアーレ」に装備されている自然吸気4.5リッターV8エンジンです。
このV8エンジンは、2011年と2012年に2つの部門で連続して受賞しています。また、2013年には、絶賛を浴びた「F12ベルリネッタ」に搭載された自然吸気の740馬力6,262㏄V12エンジンが同じ2部門で受賞しており、フェラーリの受賞歴はなんとこの4年で8つにのぼりました。
世界35か国のジャーナリストを始めとして編成される各国の審査員たちは、このフェラーリのV8エンジンが工学の粋を極め、パワー、スロットルの反応性、精確さ、性能と効率、それに比類のないエンジン音の響きを見事に調和させていると、声を揃えて賞賛しています。
フェラーリのパワートレイン部門を率いるヴィットーリオ・ディーニは、授賞式の場において「この受賞は、フェラーリで働く私たち全員にとって素晴らしい出来事であり、たゆむことなくより良いエンジンを開発しようとする、フェラーリのひたむきな姿勢が評価されたものです。最新の「458スペチアーレ」に搭載された4.5リッターエンジンは、市販されている自然吸気エンジン史上最大の出力比(135cv/1リットル)を達成しました。さらに、お客様のご期待にお応えして、効率を一層向上させながら、極めてシャープな運転性能を実現しました」とコメントしました。
「458スペチアーレ」の開発により、この自然吸気4.5リッターエンジンの出力は、9,000rpmで605cvに達し、フェラーリV8エンジン開発の頂点を極めました。また、これまでのフェラーリ・スペシャルモデル・シリーズの例に漏れず、究極のドライビング・エモーションを堪能できる真のスポーツカーをお探しのお客様に満足していただけるよう「458スペチアーレ」には様々な革新的な技術を採用、設計されています。
こうした革新的技術は、この車輌性能全域にわたり採用されていますが、とりわけエンジン・テクノロジー、およびアクティブ・エアロダイナミクス、電子制御などにおいてフェラーリの特許技術に加え、数々の世界初となる技術が導入されています。このような技術的特徴に、高度にチューニングされたハンドリング・バランスが加味された結果、「458スペチアーレ」は、歴代V8フェラーリの中でも最も高い性能を誇るモデルとなっています。
