フォース・インディアの元スポンサーであるエティハド航空とアルダー・プロパティーズは、2008年にスポンサー契約を全うしなかったことにより、チームに補償金を支払うよう裁判所より命じられた。

　ロンドンの高等法院は、チームをビジャイ・マルヤが引き継いだ後、エティハドとアルダーがスポンサー契約を不法に打ち切ったとの判決を下し、合わせて468万3000ドルを支払うよう指示した。エティハド航空とアルダー・プロパティーズは、スパイカー時代にスポンサー契約を結んだが、マルヤが契約違反を犯したと主張し、契約を打ち切っていた。
　エティハド航空は、マルヤが自身のキングフィッシャー航空をスポンサーに加え、これが契約条項に違反していると主張していた。その後同社はフェラーリと契約を結んでいる。

　スポーツプロ・デイリー・ディールによると、エティハド航空はスパイカーと当初3年契約を結び、2007年には500万ドル、2008年には600万ドル、2009年には900万ドルを提供、1ポイントごとに10万ドル、選手権ランキングのポジションがひとつ上がるごとに50万ドルのボーナスを出す取り決めになっていたという。

　エティハド航空とアルダー・プロパティーズは、この判決に対する上訴の可能性を検討しているといわれている。