明日開幕戦を迎える、フォーミュラE選手権。開幕を前にして、シェイクダウンセッションが行われ、佐藤琢磨(アムリン・アグリ)がトップタイムを記録した。

 予定の15時40分を少し過ぎた頃にコースがオープン。カルン・チャンドック(マヒンドラ)、ホーピン・タン(チャイナ)の順でマシンが続々とコースイン、これまでのフォーミュラカーではありえない、電子音を響かせる。

 各マシンは、セーフティカー先導の状態で3周の連続走行を実施。ホームストレートではほぼ全開で走行していたにもかかわらず、まったくうるさくない。モーターの電子的な回転音と、タイヤの発する走行音、そしてマシンがまき散らす微細な砂利がボディに当たる音も確認することができるほどだ。

 3周を終えたマシンは、一度ピットに戻り、もう一台のマシンに乗り換えて走行。この乗り換えの際、実際のレースを想定した練習(※レース中にマシンを乗り換えなければならず、この時のタイムが勝敗を左右してくる可能性もある)を実施したチームもあった。

 結局この日のトップタイムは、2分03秒464を記録した佐藤琢磨。ただ、このタイムは「みんなと同じ3周走ったんですけど、出ていったのがちょっと遅かったみたいで……。セーフティカーで皆さんが頭を抑えられていたところ、僕はひとりでノビノビと走れた(佐藤)」結果だという。この走行タイミングのせいで、琢磨は早々にペナルティを課せられてしまう。しかし、「とても気持ちよくはしれた」と、表情は明るい。

 2番手タイムを記録したのはホーピン・タンで2分37秒024。琢磨との差は30秒以上もあることから、そのタイミングが良かったのが分かる。以下、ネルソン・ピケJr.、シャルル・ピック、ブルーノ・セナ、ミケーラ・セルッティ、ニック・ハイドフェルド、カルン・チャンドック、セバスチャン・ブエミ……と続いた。

 フォーミュラEはいよいよ明日から、公式セッションが開始される。まず最初に行われるのは、8時15分(日本時間9時15分)からスタートする、フリー走行1回目。続いて10時30分からフリー走行2回目、12時から予選、16時に決勝レーススタートというスケジュールになっている(いずれも現地時間)。各セッションの模様はテレビ朝日系列で中継される予定。EVフォーミュラ初の世界選手権を、ぜひお見逃しなく。

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