IZODインディカー・シリーズで2009年から3年連続でチャンピオンを獲得しているダリオ・フランキッティは、英AUTOSPORTの取材に対し2012年は苦しいシーズンだったと語った。
2007年にアンドレッティ・グリーン・レーシングで初のインディカー王座に輝いたフランキッティは、翌年にNASCARに転向するも1年でインディカーに復帰。チップ・ガナッシで2009年から3年連続でシリーズチャンピオンを勝ち取る活躍を見せていた。
新シャシー・ダラーラDW12に変わった今シーズン、インディ500を勝ち取るもシリーズ7位という成績で終わったフランキッティは、ダラーラDW12の適応に苦しんだと語っている。
「かなり苦しんだ時があったよ。初めは、マシンに馴れたり、自分が必要としているドライブの仕方を、このマシンでどのように学んでいけばいのか、とても苦しんだね。レース中に浮き沈みがあるんだよ」とフランキッティ。
インディ500の1勝のみに終わったシーズンに対して、「インディは、ほとんどのチームやドライバーにとって、シーズンの残りのレース全部と同じくらい重要なんだ。だから、インディ500を勝ち取ることはとても素晴らしいと思うよ」
「インディで勝つことができれば、どんな年も、どんな時でも素晴らしいね。素晴らしい5月だったよ。オーナーのチップ(ガナッシ)は、シーズンのスタートにふたつのゴールがあると僕らに伝えてくれるんだ。インディ500で勝つこととチャンピオンシップを勝つというふたつのゴールをね。だから僕たちはひとつのゴールを成し遂げたんだよ」と語る。
2012年は5回のポールを勝ち取り、平均予選順位は6.5だったことについては、「とてもいいニュースだね。ここ何年でベストの予選順位アベレージだったよ。それについてはとてもうれしいね。ただそれを結果に変えていかなければならないけどね」