今年春から中日本自動車短期大学(NAC)の客員教授に就任している佐藤琢磨が、同学の学生たちに向けて特別講義を実施した。さらに翌日には、近隣の高校生らを中心に一般のファンにも公開となるオープンキャンパスでも特別講演を行い、講演後には特設のサーキットでカートのデモンストレーションを行うなど学生やファンたちとの交流を楽しんだ。
2日間にわたった講義では、自身の経験をもとに様々なエピソードを交えながら、若い学生たちに向けて、将来の希望を実現させるためのアプローチの仕方などの話を披露。専門の講師顔負けのトーク術で、約50分間の講演はあっという間だった。また講義前にはいくつかの授業を参観し、モータースポーツ学科の学生たちと積極的に交流をはかっていた。
土曜日の特別講演のあとには、同校の授業の一環としてレース参戦もしているスーパーFJマシンにのって登場し、さらに特設されたコースでのレーシングカートによるデモ走行を披露。オートスポーツの高橋編集長(前)との15周ハンディキャップマッチでは、1周のハンデを与えられた編集長がぎりぎりで逃げ切ってチェッカー。
やや空気を読まない展開ではあったが、先日編集長を退任した高橋に対するはなむけをいただいたということで琢磨選手には納得いただいた。その後は2人乗りタンデムカートでの同乗体験走行や、サイングッズのプレゼントなどで100名以上のファンとしっかりコミュニケーションをとり、客員教授としてキャンパスでの充実した2日間を終えた。
「今年春に客員教授に就任してからは、シーズン中ということもあってなかなか活動に参加できなかったですけれど、こうして学生たちと接してこちらも楽しい経験をさせてもらいました」と琢磨。今年はインディのシリーズ参戦のほかに、フォーミュラ・ニッポン2戦と特別戦、そして世界耐久選手権(WEC)の終盤2戦のスポット参戦と例年以上に忙しいスケジュールだったが、学生たちと過ごした時間で大いにリフレッシュできたようだ。
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