2011年F1モナコGPの木曜プラクティスで、トロロッソのセバスチャン・ブエミは1回目12位/2回目14位、ハイミ・アルグエルスアリは2回目17位、ダニエル・リカルドは1回目14位だった。
■スクーデリア・トロロッソ
セバスチャン・ブエミ フリー走行1=12位/2=14位
ここはファンタスティックな雰囲気が漂う最高のサーキット。ドライバーに多くを要求するが、いつだってここをドライブするのは好きだ。今年はコースの大半の路面が再舗装され、アスファルトの状態がとても良くなったので、もうほとんど市街地コースとは言えないくらいだ。テクニカルな面から言えばポジティブな初日となったし、収集したすべてのデータを分析するのに1日余分があるからとても役立つよ。タイヤのパフォーマンスに関してもいい理解が得られた。スーパーソフトの方が速いので、予選でとても役立ちそうだ。でもレースでも使えそうだよ。デグラデーションのレベルが高くなると予想していたけれど、今日はそうではなかったんだ。2回目のセッション終了間際、タバココーナーのバリアにクルマのリヤを引っ掛けてしまい、リヤサスペンションにダメージを負い、ピットに戻らざるを得なかった。
ハイミ・アルグエルスアリ フリー走行1=-位/2=17位
このチャレンジングな市街地コースを楽しんだ。午後の走行では多くの収穫があったので、役にに立ったし、これから収集したデータの詳細を見ていく必要がある。タイヤデグラデーションに関してはあまり確信が持てない。僕の最初の感触は、ロングランは問題なさそうだということ。現時点で僕に必要なのは、クルマにもっと自信を持てるようになることだ。スペイン以来、ブレーキに良い感触を得られていないし、クルマのリヤがまったく安定していないので、これらを解決するための作業を続ける必要がある。解決できる自信はある。僕らは何をする必要があるのか、どのようにするべきなのかということを分かっているからね。
ダニエル・リカルド フリー走行1=14位/2=-位
午前中はベーシックな作業をこなした。ライドハイトとエアロレベルを確認し、チームに必要なデータを集めた。KERSの詳細なテストを行い、このコースで最適に使用するための方法を探した。このコースをF1マシンでドライブする前、ワールドシリーズのプラクティスセッションを走行した。午前中に2セッションも走行できる機会があるドライバーなんてめったにいないから、いい経験になった。しかも、美しいマシンでモナコを走れるんだからね! F1マシンでモナコを初めてドライブすることはいつだって難しい。だから、1年ぶりに他のクルマで最初にコースを走れたのは良かった。F1マシンでこのコースを走るのは本当にクレイジーだが、同時に多くの楽しみもある。
