メルセデスGPのチームプリンシパル、ロス・ブラウンは、前方排気システムがもたらすパフォーマンス上の効果は2009年のダブルディフューザー以上であるとの考えを示した。

 2011年シーズンに向けてルノーチームが発表した新車R31には、サイドポンツーン前端に出口を配した革新的なエキゾーストシステムが採用されていた。すでにこのアイデアを冬季テストの間にいくつかのチームが取り入れている。

 メルセデスの前身であるブラウンGPは、2009年にダブルディフューザーを導入、今年の前方排気システムのように他チームに模倣された。ロス・ブラウンは、当時のダブルディフューザーより今年の排気システムのインパクトの方が大きいと述べている。

「これは重要なエリアだ。パフォーマンスの面でおそらくダブルディフューザーより重要となるだろう」とブラウン。
「当然各チームはエンジンパートナーと協力し、排気エネルギーを最大限に利用する方法を見つけようとしている。したがってこれは新たな興味深い開発エリアとなっている」

 ダブルディフューザーは当時レギュレーション違反ではないかとして物議をかもしたが、前方排気システムにはグレーゾーンは一切ないとブラウンは言う。
「F1においては、エンジニアたちは常にレギュレーションの解釈にチャレンジしている」
「いんちきをする人間はF1には極めてまれだ。エンジニアたちがしているのは、できる限り境界線ぎりぎりのことをすることだ。ダブルディフューザーはその境界線ぎりぎりのもののひとつだった」
「エキゾーストは、それほど境界線ぎりぎりではないと思う。これはクレバーなアイデアであるが、レギュレーション上の問題があるとは思わない」

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