ロス・ブラウンは2010年の自チームのドライバーラインアップについて、まだジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロと交渉中であるとして、それ以上のコメントができないとしている。
ヨーロッパGP金曜日の会見においてブラウンは来季のドライバーについてコメントすることを差し控える旨、質問に対して答えている。「申し訳ないが、現在、我々のドライバーと交渉中だ。現状では彼らのパフォーマンスには満足している。しかしながら、我々が今、彼らとどのような話をしているかを説明するのは適切ではない。ことがまとまり次第、発表ができると思う」とブラウン。
バトンは、シーズン中盤にやや失速した感があるが、ドライバーズランキングトップに立ち、ヨーロッパGP予選でも3列目5番手から決勝に挑むなど、パフォーマンスはまずまず。一方のバリチェロも、成績はそこそこながら、ドイツGPではレース直後に「チームのせいで勝ちを失った」とチームを非難するコメントを残したり、引退をほのめかす発言をするなど(下記関連ニュースを参照)など、その動向については不安定さが見られる。
チーム消滅の危機から這い上がり、シリーズを牽引するまでになった“ドリームチーム”の来季に注目が集まる。
