ブラバム・グランプリがF1へのエントリーを申請したことが発表された。チームはスーパーアグリの施設を使用し、スーパーアグリの元テクニカルディレクター、マーク・プレストンを起用するという。
ブラバムは、1962年から1992年にF1に参戦し、ドライバーズタイトル4回、コンストラクターズタイトル2回、優勝35回、表彰台120回、ポールポジション40回、ファステストラップ43回、ポイント832点を獲得している。また、ニキ・ラウダ、グラハム・ヒル、ネルソン・ピケ、デイモン・ヒルといった偉大なドライバーが同チームでF1を戦った。
今週になって、フランツ・ヒルマー率いるフォームテックGmBHがブラバムを所有していることが分かった。ヒルマーは、昔からF1と自動車業界にかかわってきており、ドライバーのマネージメントを手がけると共に、コリン・コレスと共にF3ユーロシリーズのチームの共同所有者も務めている。コレスが今回のF1プロジェクトに関与するかどうかは不明だ。
プレストンの他に、主要スタッフとして、コーポレートバンキングおよびコンサルタントのエキスパート、ハンス-ヨアヒム・トリチュラーがファイナンス&コマーシャルディレクターを務めることも明らかにされた。
昨年6月、ヒルマーは、破綻したスーパーアグリの施設を購入しており、リーフィールド・テクニカルセンター、レースカー、トランスポーターを所有し、従業員も確保している。
チームは、最初の3年である2010年から2012年において、マシン表面の75パーセントを“大手投資者およびスポンサー”にすでに割り当てていると述べている。
