フラビオ・ブリトーレは、中国GPでチームメイトのフェリペ・マッサに遅れを取ったフェルナンド・アロンソを擁護するなかで、問題の核心はアロンソよりもむしろマシンにあるとの考えを示した。
アロンソは、先週の上海であからさまに“遅い”とマシンを酷評していたが、イタリアの新聞La Stampaは、アロンソからはやる気が感じられずファイターの影も見られなかったと報じた。
あるブラジル人ジャーナリストは、「私の考えでは最も完璧なドライバーであるアロンソが“負け犬”のように見えた」とコメント。元マネジャーのエイドリアン・カンポスでさえ、「中国ではかなり保守的な印象に感じ、彼はただ完走することだけを目的にしていたように見えた」と述べている。
しかし、現在アロンソのマネジャーを務めるブリアトーレはそうした意見に反論。「ドライバーは重要だが、マシンはそれ以上だ。フェラーリの問題はマシンにある」とイタリアのテレビ局Sky Sportに語っている。
「フェルナンドはいかなる犠牲を払ってでもフェラーリに入りたがっていたんだ。彼はとても満足しており、より競争力を発揮するためにはどんなことでもする覚悟がある」
さらにブリアトーレは、フェラーリが十分な「設備とリソース」を備えながら、若干創造性に欠けていると指摘した。
スペインチームのHRTを創設したカンポスも、今のフェラーリは「アイデアを生み出すことに欠けてしまったようだ。かつては見習う存在だったが、明らかにそうではなくなった」と語っている。