F1撤退の可能性がささやかれているルノーF1を、フラビオ・ブリアトーレが買収して活動を継続するのではないかとのウワサが浮上している。
ルノーは、バジェットキャップ制に反対し、フェラーリ、トヨタ、レッドブルと共にF1撤退をちらつかせているが、ルノー本社は世界的な不況に伴い売上げが落ち込み、CEOカルロス・ゴーンがF1にそれほど関心がないことから、バジェットキャップ問題にかかわらず、ルノーには撤退する理由があるという見方がなされている。
ルノーはこの3年でわずか2勝をあげるにとどまり、今季も苦戦している。タイトルスポンサーのINGは今季末での撤退を表明、元ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソは、2010年か遅くとも2011年にはフェラーリ入りするとの見方が強い。
そういう状況の中、ブリアトーレがルノーF1チームの買収に乗り出すのではとの推測が出てきた。その場合はリザーブドライバーでGP2で現在活躍するロメイン・グロージャンがレースドライバーに昇格するともささやかれている。一方ルノーはもし撤退した場合でも、カスタマーエンジンの供給は継続する可能性があると見られている。