ブリヂストンが、2009年F1世界選手権の最初の5戦に持ち込むタイヤのスペックを発表した。

 今年からスリックタイヤが復活するため、コンパウンドがよりソフトになり、メカニカルグリップが増すことになる。一方で、空力パッケージの大きな変化によりチームには厳しいチャレンジが強いられることとなる。
 これまでは各レースに向けて4種のコンパウンドのうち隣り合わせの2種類が選ばれていたが、今年はほとんどのレースで、コンパウンドの硬さと作動温度領域において異なるタイヤが選ばれることになる。

 浜島裕英MS・MCタイヤ開発本部長は次のように説明する。
「コンパウンドは、コンパウンドの硬さのみでなく、作動領域においても変えられる。ウォームアップが早く、すぐに速いタイムが出せるタイヤをひとつ選んだら、もうひとつは作動温度領域が高いタイヤを選ぶ。こちらはすぐには速いタイムが出せないが、作動中の温度下で非常に安定したパフォーマンスを発揮する」
「もちろん我々は、天気をはじめ、さまざまなマシンとドライバーといった違いに直面することになる。2008年には天気は大きなファクターとなった。この変化が競技者に素晴らしいチャレンジを与え、ファンには面白いレースを提供することを願っている」

 スペックの名称は、昨年までと同様、ハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフトであり、ウエットとエクストリームウエットには変更はない。
 開幕戦オーストラリア、第3戦中国、第4戦バーレーンには、スーパーソフトとミディアムが選ばれた。第2戦マレーシアと第5戦スペインには、ソフトとハードが持ち込まれる。

 また、2種類のコンパウンドを区別するため、FIAの“メイク・カーズ・グリーン”キャンペーン”をサポートし、ソフト側のタイヤにグリーンのラインが引かれることになった。ウエットに関しては、エクストリームウエットの方にグリーンのマーキングが付される。

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