ブリヂストンが、今季F1の最後の4戦で使用するタイヤコンパウンドを発表した。中盤戦から隣り合ったコンパウンドが使用されているものの、終盤4戦のうち2戦はシーズン最初のコンセプトに戻り、連続しないコンパウンドが持ち込まれる。
第14戦シンガポールと最終戦アブダビでは、隣り合ったコンパウンドのタイヤが持ち込まれ、第15戦日本GPと第16戦ブラジルGPは連続しないコンパウンドが使用される。
浜島裕英ブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部長は、これについて次のように説明している。
「シンガポールはストリートコースであり、昨年の経験に基づき、ソフトとスーパーソフトがベストチョイスだと考える。鈴鹿には、コンパウンドの硬さにギャップを設ける。これはこの素晴らしいサーキットにとって興味深い配分となるだろう。コースの半分は新しい路面であるため、タイヤの使い方を考えるのはとても難しくなるかもしれない」
「ブラジルでも連続しないコンパウンドを持ち込む。サンパウロは非常に高温になる可能性があり、いつも素晴らしいレースが展開される。しかし、去年のレースほどエキサイティングなレースになることを期待するのは難しいだろうが」
「アブダビは初めての開催地だ。このコースは技術的にストリートコースであるが、他のストリートコースよりも硬いタイヤを持ち込む。この新しいサーキットにはハードコンパウンドは硬すぎると思うので、ソフトとミディアムの連続したコンパウンドを持ち込む」
第14~17戦のタイヤコンパウンド
シンガポールGP:スーパーソフト、ソフト
日本GP:ソフト、ハード
ブラジルGP:スーパーソフト、ミディアム
アブダビGP:ソフト、ミディアム