レッドブルとフェラーリへの移籍が取り沙汰されているキミ・ライコネンだが、ロータスチームは来シーズンもライコネンがチームにとどまると強く信じている。
今年でロータスとの契約をひとまず終えるライコネンは、2014年に向けてマーク・ウエーバーの抜けるレッドブルと移籍に関する交渉を行ってきたが、チームは今季トロロッソをドライブするジュニアドライバーのダニエル・リカルドにセカンドシートを与えると広く信じられている。
一方、フェラーリは、なかなかパフォーマンスの改善しないフェリペ・マッサを替えるべきかを今も検討しており、2009年まで在籍していたライコネンを後任のひとりにリストアップしているという。
ただ、ロータスも引き続きライコネンの有力なオプションであるとされており、先週、彼のマネージャーも、エンストンを拠点とするチームが、ライコネンの望む財政面の安定を保証すれば、彼はチームとの新たな契約に専念するだろうと語った。
チームボスのエリック・ブーリエは、インフィニティ・レーシィングとの株式売却の合意が予想以上に長引いているものの、ライコネンの残留には楽観的に構えている。
ブーリエは、ライコネンが2014年もチームに残ることを確信しているかどうかを尋ねられると、次のように答えた。
「イエス、そうだ」とブーリエ。
「彼はこのチームが好きだ。ここを気に入っているし、チーム内の環境も好んでいる」
「だが、合理的にならなければならない。我々はチームの財政面を強化しなければならないし、来年に向けて取り組む技術的なチャレンジがある」