フェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンが来年フェラーリで組むことに懸念を示す声が多いが、元F1チャンピオン、アラン・プロストは、うまくいく可能性は十分あると考えている。
プロストはマクラーレン時代の1988年、1989年、チームメイトのアイルトン・セナとの関係がよくなかったことは有名だ。しかし彼は、この時期、強力なドライバーふたりが組んだことで、マクラーレンにたくさんのポイントをもたらし、チームが大きなメリットを得たことは事実だとして、チーム上層部はふたりのスタードライバーをうまくコントロールするべきであると主張している。
1988年、1989年の2年間で、マクラーレンは6戦以外すべて優勝を手にした。
「(実際どうなるかは)来年になってみるまで分からない。(この選択が)大きな効果を発揮する可能性はある」とプロストはアロンソとライコネンの組み合わせについて語った。
「過去にもうまくいった例はある。私とセナの間に起きたことを皆が考えているが、実際にはうまく機能していたのだ」
「チームはとても大きなメリットを得ていた。我々はチームをトップへと押し上げたのだ」
「問題が起こった場合、うまく機能させるのはマネジメントの役割だ。より難しい状況になるだろうが、うまくいく可能性はある」
プロストは、ライコネンの性格から考えて、アロンソとの間に問題が起こらない可能性はあると考えている。
「キミは性格が違うから、比較的うまくいきやすいだろう」